第14期代表メッセージ

 科学はこれまでの社会と経済の発展をもたらしてきました。しかし、物質的な豊かさが飽和した現在において、我々は社会福祉、医療、農業、環境などのさまざま分野で地球スケールの課題に直面しています。経済発展を軸にした考え方のままでは、2050年までにその活動の限界を迎えてしまいます。これらの問題の解決の道筋として重要視されつつある「持続可能性」や「ウェルビーイング(幸福)」に対して、科学は何ができるのでしょうか?また、そのほかに考えることはないのでしょうか?

 科学者維新塾では、未来に向けて科学ができることを考える場、また、科学者たちがその一歩を踏み出すための場としたいと考えています。

 

第14期塾頭 工藤宏史