科新塾とは?


科新塾とは?

科学者維新塾(科新塾)は、博士・博士を目指す人たちが広く世に貢献する人材へと醸成すべく開かれる塾です。この塾には、各自の思いや個性を活かし、自ら考え行動する仲間が集います。毎月1回土曜の午後に大阪(中之島)・東京(御茶ノ水)に、様々な道で活躍する博士たちを講師としてお招きします。

 

講師の先生の講演を聞き、意見交換することで、博士号取得後に科学者のみに留まらない様々な世界へ進むための指南と実践を目指しています。塾生(博士号取得者や博士を目指す学生)が講義や議論を通じて、考えを広げています。

 

この国の未来を切り拓くのは、大学で徹夜で実験に励み科学を学んでいる博士課程の学生たちやその修了者,挫折組などにあると考えています。令和を切り拓く維新志士を養成するべく、私たちは科新塾を開講しております。

 

科新塾は、幕末の大阪にあった「適塾」をその思想の上でモデルとしています。適塾は、当時最先端とされていたが、あまり周知されていなかった「蘭学」を学ぶ医学塾でした。しかし適塾から輩出された人材は、医者に留まらず慶応義塾の創設者「福沢諭吉」や官軍を率いた「大村益次郎」など、動乱の世にあって国を良くしようと奔走しました。科新塾では「蘭学」を「科学」へ置き換え、世界に貢献する人材を養成します。

塾長 河田 聡 

 

専門も世代も超えた稀有な研究者ネットワーク

塾生は、修士・博士への進学を迷っている学生から、博士号取得を目指す大学院生、そして、博士号を持つ社会人・大学教員、企業研究者やビジネスパーソンなど、専門もバックグラウンドも多種多様です。世代や理系・文系の壁を越え、普段の研究生活・ビジネスライフでは決して出会えないかけがえのないつながりを作ることができます。

各分野のトップランナーとして活躍するOBOG

2009年に大阪で生まれ、2011年からは大阪・東京の二拠点体制で運営する科新塾生は、延べ約200名前後の博士人材のネットワークとして成長しています。現(第12期)塾頭は、研究者・大学教授・会社経営者という複数の顔を持ち、多くのOBOGは、自身の研究分野を牽引する役割であったり、企業の中で若手を育成する役割であったり、それまでの研究分野を飛び出して起業にチャレンジしたりと、博士号を武器に、様々な分野で活躍しています。

 

 

当塾は多様な人材を輩出した幕末の「適塾」をモデルとしており、博士課程を経て政治家、起業家、ジャーナリスト、サイエンスコミュニケーター、小説家など、研究者の枠に縛られない様々な分野で活躍されている方々を講師として招いております。

過去にお招きした講師例(順不同)

梅村 聡さん(医師・政治家)

羽生雄毅さん(インテグリカルチャー株式会社代表取締役CEO)

岡島礼奈さん(株式会社ALE代表取締役社長)

落合陽一さん(筑波大准教授・メディアアーティスト)

井上久男さん(経済ジャーナリスト)

 

鈴木 寛さん(元文部科学副大臣)

講義は毎月1回。これまでは「博士をとって○○になろう」という博士のキャリア形成を考えることが中心でしたが、第10期(2020年度)から新型コロナウイルスをはじめとする様々な社会課題・世相を学んで意見交換する会へと変化し、これまで以上に「博(ひろ)く学ぶこと」を志向しています。(話題例:パンデミックやインフォデミック、マスメディアやSNS、民主主義と資本主義の終焉、文明崩壊と文明論) 

  講師を招かず塾生同士が話題提供して議論する回も設けており、ただ話を聞くだけの講演会ではない、塾生同士のネットワーク作りの場でもあります。

 

科新塾は、博士や博士を目指している方々はもちろん、博士人材に可能性を感じるすべての方々のご参加をお待ちしています。学部生、社会人、年度途中での入塾も歓迎です!入塾のお申し込みやご質問等、お気軽にお問い合わせください。

 

科学者維新塾・御茶ノ水事務局

Email : kashinjuku.t(at)gmail.com

※(at)は@に変換してください