第1回講義

講義テーマ:『これまでの博士、これからの博士』

日時:4月27日(土) 

話題提供者:河田 聡 塾長

大阪大学名誉教授/理化学研究所名誉研究員/ナノフォトン株式会社創業者

 

1974年大阪大学卒業、79年同博士課程修了、カリフォルニア大学ポスドクなどを経て1993年より阪大教授。2003年ラマン顕微鏡メーカー、ナノフォトン(株)を創業。光(フォトン)とナノ構造の相互作用の研究である「ナノフォトニクス」の世界的パイオニア。紫綬褒章、文部科学大臣表彰、島津賞、市村学術賞、江崎玲於奈賞、等。阪大名誉教授・理研名誉研究員・OSA(米国光学会)会長・(有)セレンディップ研究所主任研究員。

 

講義録

第1回講義では、塾長の河田先生が、科新塾を始めた理由の紹介や博士の意義について講義を行いました。

自身の体験談などを交えながら、この30年の社会の動きを振り返り、それを踏まえた上で、博士(号や、博士課程を経験した人)の意義や価値についての持論を展開しました。

そして、震災などの予想できない未来や激変する社会情勢において、博士が必要であるということを熱く説きました。

 

塾生からは、ひろく世界を知ることの必要性や、これからの博士人材の価値についての質問などがあり、それぞれが意見を述べるなど、様々な議論が行われました。